日本にミサイルが降り注ぐとどうなるのか?
多少前の話ですが「イージス・アショア」の計画が断念されました。そこで今回はもし日本にミサイルが飛んできた場合どうなるのか?について見ていきましょう。
ミサイルが飛んできたら何がどうやって対処するのか?
最初の壁!イージス艦!
日本にミサイルが飛んできた場合、海上自衛隊のイージス艦(保有:計8隻、建造中:1隻、慣熟訓練中:1隻)と在日米海軍のイージス艦(横須賀港にイージス搭載駆逐艦・ミサイル防衛対応艦:7隻、イージス搭載準用艦・ミサイル防衛対応艦:1隻)がが迎撃しに行きます。
専用のミサイルを使用して、上空を飛行中の弾道ミサイルを迎撃します。なお、自衛隊では計5回の迎撃訓練にて4回の成功を収めています。
最後の壁!
ここで「あれ?」と思った人が多いと思います。さっき「最初の壁!」といっているのに今回は「最後の壁!」です。そうです。現在、弾道ミサイル防衛は二段階しかありません。
ペトリオットPAC-3は、航空自衛隊が運用する迎撃システムで迎撃率は82.5%。しかし、ペトリオットは射程が20~30kmと短く、迎撃できたとしても破片等が辺りに散らばり被害が出る可能性はあるという。
核ミサイルが落ちたらどのくらい被害が出るのか?
もしも核ミサイルが落ちた場合はどのくらいの被害が出るのかを見ていきましょう。
被害範囲
核ミサイル(水爆)が落ちた場合、以下のような被害が出るといわれています。
半径6km以内
- 物:爆風等により鉄筋コンクリートでできている建物も崩壊する
- 人:ほとんどの人が即死
半径14km以内
- 物:爆風等により住宅が破壊される
半径21km以内
- 物:熱線等により乾いた木造物等が発火
半径34km以内
- 物:衝撃波等でガラス等が粉砕
- 人:熱線で深刻なやけどを負う。すぐに処置をしなければ危険。
半径60km以内
- 人:完治10日程のやけどを負う
という感じです。とても怖いですね。
最後に…
まず、迎撃率は100%ではありません。もしも東京都庁に落ちた場合、東京の中心地が一気に壊滅します。また、放射能が放出されるので当分の間は警察・消防・自衛隊は爆心地へは来ません。Jアラートが発令された場合はすぐに頑丈な地下室に逃げ込むようにしましょう。